日本人が海外競馬で活躍することは昔に比べると珍しくなくなりましたが、3月11日には小林智調教師と島川隆哉オーナーのコンビがフランスで大活躍しました。島川隆哉オーナーといえばトーセンの冠名で知られる有力馬主で、実は海外でも馬を所有しています。その中の1頭がトーセンギフトで、フランスで調教師をしている小林智師に預託を行っています。小林調教師管理の下調教が重ねられ育成され、ついにトーセンギフトがフランスの準重賞でもあるローズドゥメ賞を制覇しました。

競馬セブンが見守る中、この日は非常に特殊な馬場状態のなかで不良馬場の中レースが行われ、ヴェロン騎手騎乗のもと2着馬に対して8馬身差をつける圧勝劇を演じました。現時点での戦績は4戦2勝ということですが、これがきっかけになりクラシック路線で活躍して欲しいと思います。

トーセンギフトの父はLope De Vega、母父は日本人にもおなじみのモンジューです。今回は準重賞制覇のニュースでしたが、次回は重賞レースやGIレースでの快挙の報告であればなお嬉しいですよね。やはり海外で日本人が関わる馬が活躍するというのは非常に喜ばしいことですし、日本のホースマンのレベルアップも感じることができます。