皐月賞は競馬ファンには堪らないレースであり、牡馬クラシック路線の第1戦を飾る重要なレースです。中山競馬場で開催され、距離は芝2000m。これまでに幾多もの名馬が挑戦し、勝利を収めたり敗れたり…そんな皐月賞の中で特に競馬ファンの思い出に残っているものといえば、2001年に開催された皐月賞でしょう。

このレースは重賞2勝を含む3連勝で迎えたアグネスタキオンが圧倒的な1番人気で、単勝人気は1.3倍。2番人気は共同通信杯を勝利して挑んだジャングルポケットで、3.7倍。そして3番人気のダンツフレームになるとオッズは16.8倍だったので、1強or2強という状況でした。

実はアグネスタキオンと同じ馬主、厩舎、騎手だったアグネスゴールドも有力視されていました。実際にデビュー以来負けなしで重賞を2勝していましたが、残念ながらその後骨折をしたため皐月賞には出られませんでした。

鞍上の河内騎手はどちらに乗るのか…というのが競馬ファンだけでなく関係者の間でも話題になるほどでした。結果的にアグネスゴールドの故障の件があったので、アグネスタキオンで臨むことに。

レースがスタートするとまずはシュアハピネスがハナを切り、後続を引っ張ります。そしてシャワーパーティー、ミヤビリージェント、スキャンボーイなども前目につけます。逃げるシュアハピネスのリードがどんどんなくなり、4コーナーをカーブする頃にはシャワーパーティーが先頭に立ちます。しかしながらそのまま何もないはずがなく一気に抜け出してきたアグネスタキオンがすべてを交わし去り、余裕を持ってゴールイン。

2着には3番人気のダンツフレーム、3着には2番人気のジャングルポケットが入りました。この時点でアグネスタキオンは三冠をとるのではとささやかれはじめましたが、残念ながらこの皐月賞が出走した最後のレースとなりました。

その後5月2日に左前浅屈腱炎の症状がみられ、まずはダービーを回避。その後は社台ファームに放牧に出されたものの結局ターフに戻ることはなく引退しました。

アグネスタキオンは圧倒的な力を見せ、鮮烈な思い出を残してくれました。この馬が負かした馬の中にはジャングルポケットやクロフネ、ダンツフレームといった超一流馬が含まれています。

第61回皐月賞はアグネスタキオンの強さを知るためには最適なレースかもしれませんが、競馬セブンとしては少々残念な思いも感じさせます。しかしその後種牡馬入りし、ダイワスカーレットをはじめとした強豪馬をたくさん輩出しています。

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