かなり昔から春の天皇賞はレベルが高いと言われていて、ホースマンにとって憧れのレースでした。もちろん今現在においても天皇賞春は憧れなのですが、近年のスピード競馬の波のせいもあり出走馬のレベル低下が叫ばれていますし、何よりも昨年から大阪杯がGIに昇格したこともあり本来天皇賞春に出走する馬が大阪杯に流れる傾向が見られ始めています。気がかりな2018年の天皇賞春ですが、昨年のジャパンカップ優勝馬のシュヴァルグランが出走し1番人気となりそうです。昨年の同レースの2着馬ですし、有馬記念では3着に入るなど現役トップホースの一頭でもあります。
さらに有馬記念馬のゴールドアクターや菊花賞馬のキセキも出走を予定しています。競馬セブンが見守るこの2頭は近頃本来の力を発揮できていませんが、比較的出走馬のレベルが落ち着きそうな天皇賞春で久しぶりの美酒を味わいたいところでしょう。また長距離路線で強みを発揮するアルバートやクリンチャーにも注目すべきですし、出走するかどうかはわかりませんが、もしガンコが出走するようであれば大注目されるでしょう。国内のGIレースの中で最も長い距離を走るレース(平地レース)なので、他のレースでは見ることができない騎手の駆け引きなども楽しめます。