現在50歳で平地レースと障害レース両方で活躍している熊沢重文騎手が今年の1月にレース中の落馬で骨折を負ってしまいました。競馬ファンからクマちゃんと呼ばれ長年愛されていて、過去にはステイゴールドやダイユウサク、エイシンワシントンなどに騎乗していました。ダイユウサクで平地GIの有馬記念を、コスモドリームでオークスを勝ち、そして2012年には念願の中山大障害をマーベラスカイザーで制しています。

これで平地と障害のGIを制覇し、存在感を見せ付けてくれました。1月の骨折以降休養していたわけですが、3月中には調教に騎乗し、そして4月中にはレースでの復帰を目指していました。ですが、七騎の会の予想以上に早く準備が整ったのか、3月24日に開催されたペガサスジャンプSに騎乗して7着に入っています。この復帰の際には多くの競馬ファンが温かい声援を送り、無事完走したクマちゃんを見て心から安心したファンも多いでしょう。

最近のクマちゃんはいぶし銀の雰囲気を醸し出し始めており、若い頃と違った魅力に溢れています。そんな熊沢騎手は競馬界にとっても貴重な存在です。