JBCスプリントを勝ちグレイスフルリープがG1を2戦2勝
今年のJBCは例年とは違いJRAの京都競馬場での開催でしたから注目を集めていました。1番人気は今年のドバイゴールデンシャヒーンで5着に入って以降調子の良いマテラスカイ、そして2番人気が桜花賞馬でありスプリント路線やダートでも実績のあるレッツゴードンキでした。3番人気はフェブラリーS優勝馬のモーニン、そして4番人気は2017年に韓国のコリアスプリントを圧勝しているグレイスフルリープでした。
まずは人気のマテラスカイがハナを切り、それに続く形でノブワイルド、ウインムートといった形です。4コーナーをカーブして最後の直線に入ってもまだマテラスカイには余裕があるように見えましたが、最後の最後にグレイスフルリープが見事差し切り優勝を果たしました。コリアスプリントも一応韓国内ではGI扱いされているのでGIということで扱うと、これでグレイスフルリープはGI2戦2勝となりました。
今年で8歳の古豪ではありますが、まだまだマテラスカイなどの若い馬たちには負けていませんし、強さを見せ付けてくれます。グレイスフルリープは父がゴールドアリュール、母父Seeking the Goldという血統なので、まさにダート馬という配合ですね。
JBCレディスクラシックは七騎の会注目のアンジュデジールが制す
3レースあるJBCの中で最後を締めくくるのがJBCレディスクラシックです。名前の通りダートの牝馬最強馬を決めるためのレースであり、1番人気は父がアメリカの大種牡馬タピットで、前走ブリーダーズゴールドカップではプリンシアコメータに4馬身差をつける圧勝劇を演じたラビットランでした。2番人気はルメール騎手が乗るクイーンマンボ、3番人気はフォンターナリーリ、4番人気はプリンシアコメータでした。
レースがスタートしハナを奪ったのはアイアンテーラーで、これが初めてのダートとなったカワキタエンカも前目につけますが、早い段階で脱落してしまいます。3コーナーをまわり4コーナーにかかり、最後の直線に向く頃には複数の馬が先頭争いをします。
そんな中で抜け出したのがラビットランとアンジュデジール。この2頭が必死で追い比べをしますが最後の最後に頭差出ていたのがアンジュデジールで、3着は大野騎手が乗るファッショニスタでした。予想が難しいレースでしたが、アンジュデジールが春の勢いを取り戻してくれました。アンジュデジールの父はディープインパクト、母父はフレンチデピュティという血統で、芝からダートに転向して以来大活躍という状態です。
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