世界的にも注目度が高くなっている香港国際競走。今年は香港の混乱によりヨーロッパなどからの遠征馬が控える傾向にありますが、やはりジャパンCなどとは比較にならないくらい盛り上がりを見せています。今年は香港カップ、香港マイル、香港スプリント、香港ヴァーズの馬券が発売され、それぞれのレースに日本の馬が出走予定です。いずれの馬たちも日本最強クラスの馬であり、4レースすべて勝つ可能性もあるでしょう。

まずはメインの香港カップからみていきましょう。やはり大本命はアーモンドアイです。天皇賞秋でも危なげなく勝利し、ジャパンCではなく香港カップに照準を合わせて準備をしてきました。恐らく2番人気になるであろうウインブライトとの力の差も激戦なので、大きな問題さえなければ勝利してくれそうです。

ウインブライトも侮ってはならず、実際に同じ舞台で行われたクイーンエリザベス二世カップでは圧倒的な力で勝利しています。これら日本馬の他にはマジックワンドに注意してください。ここ2戦は力を出し切れていないようですが、もともと力がある馬。1着よりも2着が多い馬なのでその点にも注意が必要です。

香港マイルには安田記念とマイルチャンピオンシップを勝ったインディチャンプが出走します。またノームコア、アドマイヤマーズ、ペルシアンナイトといった日本のGI馬だけでなく香港最強クラスのビューティージェネレーションにも気をつけなくてはなりません。ビューティージェネレーションはここ最近はパフォーマンスを落としているので、日本馬にとってもチャンスがありそうです。

香港スプリントは今年のスプリンターズSで3着馬のダノンスマッシュが出走を予定しています。まだGIを勝利できていませんが、GIをいつ勝ってもおかしくない実力の持ち主です。ライバルにはモレイラ騎手が騎乗するビートザクロック、実力馬のミスタースタニングなどがいます。

そして芝2400mの香港ヴァーズには、ディアドラが出走します。今年は中山記念以外すべて海外のレース。実際にナッソーSを勝っていて、海外慣れしている点が強みになりそうです。そして先日のエリザベス女王杯を制したラッキーライラックも勢いにのったまま香港ヴァーズを勝ってもおかしくありません。

以上のように例年を超える豪華メンバーが日本から香港国際競走にチャレンジします。様々なトラブルに見舞われている香港ですから、とにかく無事で帰国して欲しいです。

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