5月19日に京都競馬場で開催された平安Sは数少ない春シーズンのダート重賞レースです。1番人気はダートに転向してから負け無しの6連勝中のグレイトパールで、この馬は約1年ぶりの出走となった前走のアンタレスSを快勝し平安Sでも負けないだろうと思われていました。2番人気は1年前にかなり騒がれていたテイエムジンソク、3番人気は4歳牝馬ながらすでに実力を示しているクイーンマンボでした。

もちろんこれらの馬の他にも有力馬は多いですし、特に4歳牡馬のサンライズソアは昨年ジャパンダートダービーや武蔵野Sで2着に入るなどし、さらに今年に入って名古屋大賞典を制すなど大活躍中です。

レースはサンライズソアが逃げの手に出て、続いてプリンシアコメータ、マイティティー、テイエムジンソクなどが続きます。テイエムジンソクが逃げずに控えたことに対する批判もありましたが、確かにこの馬が逃げていたならばより良い成績が得られたかもしれません。

最後の直線に向いても逃げるサンライズソアのリードが縮まらず、1番人気のグレイトパールの伸びもイマイチ。外からクイーンマンボやクインズサターンが襲いかかるものの前には届きませんでした。このレースには4歳馬が2頭出走しており、この2頭が1着と2着を独占した形でした。

また全16人いた騎手の中で外国出身のジョッキーは2人、その2人が1着と2着となり、七騎の会が観察する限り極端な傾向が見られたレースでした。

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