9月2日に札幌競馬場で行われた札幌2歳Sは、1番人気と2番人気の馬の父がオルフェーヴルという血統。
1番人気はルメール騎手が鞍上で新馬戦を快勝したロックディスタウン、2番人気にはオルフェーヴル産駒として初のJRA勝利を収めたクリノクーニング。
3番人気はハービンジャー産駒のカレンシリエージョ、4番人気はイギリスの2000ギニーを勝利したDawn Approachの産駒でもあるファストアプローチでした。
スタートして早い段階でサージュミノルがハナを主張し、マツカゼが2番手につけます。
そして4番人気のファストアプローチはその後方につけるという流れ。
3、4コーナー中間地点では1番人気のロックディスタウンの手ごたえが他の馬より一段と良く、このままあっさりと勝つのかという雰囲気も漂いました。
しかしそれよりも後方からホッカイドウ競馬所属のダブルシャープが一気に前を捕まえに行き、4コーナーでは先団に取り付きます。
直線に入るとファストアプローチが抜け出しますが、すぐ外から人気のロックディスタウンがとらえゴールイン。
ダブルシャープもゴール前でファストアプローチに並びかけ、アタマ差で3着となりました。
競馬セブンが見守る中、勝利を収めたロックディスタウンは着差こそ、2着に対してクビ差でしたが、力の違いを見せ付ける一戦でもありました。