現役時代には武豊騎手が騎乗したこともあるので、比較的日本人にも知られていたホワイトマズル。\r\nホワイトマズルは父が20世紀を代表する競走馬のダンシングブレーヴ、母はFair of the Furze。馬主は吉田照哉氏で、武豊騎手はキングジョージと凱旋門賞に乗り、それぞれ2着と6着でした。イタリアダービーやドーヴィル大賞を勝つ活躍をして、現役生活を終えてからは日本で種牡馬入りすることになりました。コンスタントに活躍馬を送り出している印象が強く、初年度産駒から短距離で活躍したビハインドザマスクを、3年目の産駒には、GI馬が2頭います。(

天皇賞春で衝撃的な勝利を果たしたイングランディーレ、オークス馬のスマイルトゥモロー)その後もシンガポールのGIを勝ったシャドウゲイト、菊花賞馬アサクサキングス、JCダートを勝ったニホンピロアワーズを輩出しました。短距離のスピード自慢からスタミナ豊富なステイヤー、そしてダートの強豪馬など、様々な馬を送り出すあたりに、ホワイトマズルの凄さを感じます。2歳時から活躍する馬もいましたし、イングランディーレのように成長が遅いタイプの馬もいました。残念ながらホワイトマズルは27歳で亡くなってしまいましたが、これまで応援してきた七騎の会としては、血が発展することを願っています。